軍都の面影

今年も当会の一大行事である総会・懇親会を無事終える事が出来、理事一同一段落です。会員の皆様、ご協力ありがとうございました。
ところで、総会の前に行われた新入生の歓迎会、及び総会にあわせて行われた編入生の歓迎会では、弘前大学医学部や当会をスライドで紹介しています。
その中で、「弘前はかつて東北第2の都市、軍都であった」といった紹介がありました。戦後70年に絡める訳でもありませんが、今回は軍都の面影を探してみました。



最初の写真は弘前市役所の隣にある、国指定登録有形文化財「旧第八師団長官舎」です。
今まではあまり目立たない建物でしたが、この建物を活用して今年4月22日からスターバックスコーヒー弘前公園前店がオープンしました。
おしゃれな雰囲気で、開店以来2ヶ月程たちましたが、今でもなかなかの入りのようです。



第八師団関連の大きな建物としては、御幸町にある旧弘前偕行社(国重要文化財)があげられると思います。
この弘前偕行社と言うのは、陸軍第八師団の親睦・厚生のための組織だったのだそうです。
現在は弘前厚生学院記念館として使われています。
2枚目の写真はその偕行社の建物を載せようと思ったのですが、残念ながら平成29年6月30日まで保存修理工事中とのことで、庭園の雰囲気だけお楽しみください。(写真右手の桜の木の後ろに建物があるのですが白いシートに覆われて、見えません)。
その他、以前にレンガ造の建物の回で紹介した覆馬場も軍関係の建物ですね。
弘前は軍都であった割には、戦争の影はあまり感じない街だと思いますが、いかがでしょうか。
今後もずーとコーヒーの香りが似合う街であり続けてほしいと思います。

青森駅周辺


青森市内に出かける用事があり、今月のテーマは青森駅周辺としてみました。
弘前大学は国立大学の医学部の中でも県庁所在地にないという珍しい存在ですが、県庁所在地である青森市は弘前市よりも人口が多く、交通の要衝でもある(あった?)ので皆さんも少なからず立ち寄った思い出があると思います。
その要衝としての青森駅を思い出してみましょう。



最初の写真は青森駅です。撮影したのが午前中の早い時間帯だったせいもあってか、人通りは少なめです。
今でも青森市内で懇親会付きの会合があれば青森駅を利用することは多いですが、東北新幹線・新青森駅の開業や
自動車の利用が増えたことなどをきっかけに、昔程のにぎわいはなくなったように思います。
駅前の再開発の計画も宙に浮きかけているようですし・・・。




2枚目の写真は、青森駅からちょっとだけ北側に歩いた所にある、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸です。
青函連絡船からバトンタッチした青函トンネルの開業は昭和63年3月ですので、連絡船を利用したことのある
先生方は今では大分ベテランの先生方ですよね。私も少しだけ記憶がありますが、汽車を降りてから長いホーム
を歩いて連絡船の乗り場まで、風情がありましたよね。
ところで来年3月にはいよいよ北海道新幹線が開通しますよ。この辺の風景はどう変わるのでしょうか?

サークル活動の思い出

4月7日、入学式及び新入生歓迎会の1日は、各サークルの勧誘の1日でもありました。学生の頃を振り返って、皆さんにとってサークル活動は学生生活の何割を占めていたでしょうか。2分の1以上?3分の1?それより少ないにしても、現在の自分のありように少なからぬ影響を与えていたと、感じているのではないでしょうか。その学生生活の偉大なる一部であるサークル活動のきっかけとなる、勧誘の1日を追ってみました。





この2枚の写真は入学式の時の弘前市民会館前の光景です。最初の写真の青い服の団体さんはソフトテニス部の皆さんだったと思います。次の写真は陸上競技部の皆さんです。ダンボール張りの看板を手に、がんばっています。



新入生歓迎会は鵬桜会と学友会の共催で行われ、第1部は歓迎会で、この中では各教授の歓迎の挨拶がありましたが、ほとんどの教授は担当するサークルの勧誘の話を織り込んだ挨拶をされていました。
3枚目の写真は第2部の歓迎パーティ(鵬桜会担当)でのひとコマです。会場後方の場所を写していますが、この場所は各サークルの勧誘員の待機場所です。パーティの後半から新入生の中に入って行き各サークルのPRを行っています(写真、柱の右側が新入生たちです)。ちなみに今年から学友会のメンバーである勧誘員にも夕食を用意しました。
この後、第3部は学友会が中心となってのサークル紹介の会へと移っていきました。例年深夜まで行われているようです。今年の新入生もすばらしい学生生活を送れますように!

穴ぼこと白線

ついにネタも尽きてきたかと思われるかもしれません、写真も今回は2枚ともさえないものですが、北国の人であればきっと春を感じてもらえる話題です。それは、雪が解ければ見えてくる道路の穴ぼこと白線です。



1枚目の写真は、私の自宅の近所の交差点です。昔、自動車にスパイクタイヤが認められていた頃はもっとひどかったですが、スタッドレスタイヤに切り替わった今でも道路の穴ぼこと消えかかった白線は春の風物詩だと思います。
路面上の「止まれ」の表示までがほとんど消えかかっています。車を運転する人であれば、この時期の路面のでこぼこも、春らしさを感じる不便さだと思います。



2枚目の写真は、和徳小学校の近くの交差点です。数日前に横断歩道の白線が新しく引き直されてていました。前の写真と比べて真新しく新鮮で、春らしいです。
今は学校周辺の白線引きが優先して行われているようです。穴ぼこの修繕もあちこちで行われています。
「てんぷら舗装」(衣をまぶすようだから?)なんて、言いましたっけ。いよいよ新年度です。

冬の鳥

今シーズンも予想はずれの大雪でしたが、2月も下旬に入り道端の雪も大分黒ずんできて、春が大分近づいてきたのが感じられます。
とは言うものの屋外はまだあまり色の無い風景です。
その中で弘前周辺の冬の風物詩をさがしていたら、今月はこの2つが思い当たりました。対照的な2種類の鳥です。
ひとつは白鳥、もうひとつはハシブトガラスです。



1枚目の写真は、弘前市の隣の藤崎町の平川沿い、昔からの白鳥飛来地で、定番の写真撮影スポットです。
鳥インフルエンザの問題が大きくなってから白鳥への餌付けが禁止されて、それ以降集まってくる白鳥の数が大分減りましたが、まだこのような雰囲気で、家族連れを楽しませてくれています。(こっそり餌付けしている人もいますよ)



2枚目の写真は、品川町辺りの民家の屋根の上です。
ハシブトガラスがたむろしています。まだ夕方の明るい時間帯なのでそれほど多くは集まっていませんが、暗くなるにつれてカラスはあちらこちらから集まってきて夜を過ごします。大学病院周辺や元寺町周辺、弘前公園などが多く集まる場所で、あの手この手で追い払っているのに、いつの頃からか冬の風物詩となってしまったように思います。
歩道上の電線の上にも多く止まっているので、足元の雪にも頭上からの“落し物”にも注意しなければなりません。

冬の弘前公園

冬の弘前公園を訪れたことはありますでしょうか。
園内に道がついているのかどうかもわからないし、見る物もなさそうだし、と、冬にはあまり足が向かない場所ではありますが、本丸の石垣の工事の進捗状況や、雪灯篭祭りの準備状況が気になって、行ってみました。
公園内の道のりはすれ違いができるくらいの道幅できちんと踏み固められていて、園内を散策するのに支障はないようになっていました。



1枚目の写真は、下乗橋から見たお城と堀の様子です。
しっかり堀の中が埋め立てられ、重機が入っていました。お城や石垣の様子はまだそのままでした。
今後、お城が移動(曳家)されるようですが、今年の桜祭りの時には、まだこの位置で見ることができるようです。


2枚目の写真は、本丸から岩木山方向を見たものです。足元の池の対岸に、たくさんのミニかまくらの作りかけが見えます。
雪灯篭祭りが始まれば、園内の道沿いに作られたたくさんの雪灯籠のほか、このかまくらの中に火が灯されて、公園の夜を彩ります。今年は2月7日〜11日の祭り期間となっています。雪灯篭や雪像の管理の都合もあってか準備期間も祭り期間も短めで、まだこのような状況ですが、予定通りに準備は進んでいるようでした。
この祭りは今回が39回目で、私が中学生の頃に始まり、その頃は「作った祭りってどうなるの?」と思いましたが、弘前公園に雪灯篭とはよく考えたもので夜の祭りはとても幻想的、すっかり定着した祭りとなりました。

冬の茶菓子

今冬は暖冬少雪との予想もあったような気がしましたが、早々の荒天積雪で景色は真っ白です。
今冬も先が思いやられますが、お手柔らかにお願いしたいものです。
お天気がこうなってしまっては外の景色は絵になりませんので、今回は食べ物ネタです。
茶菓子、と題をつけましたが、高級なものではなく、おやつの時間の御茶うけです。それも、昔を思い出すようなものを探してみました。



1枚目の写真は、土産物屋さんで見つけた、干し餅をバターで揚げたものです。
最近はこのような形で売られているものもありますが、以前は新聞紙や電話帳の紙に一つ一つ包まれたものがビニール紐に連なった、手作り感満載のものが主流でした。
バターで揚げるのは各自の好みで、私はどちらかといえば、そのままの素朴な味のほうが好きだなあ。
津軽の冬は「炬燵でミカン」ならぬ、「炬燵で干し餅」でしょうか。本格的なシーズンは寒の過ぎた2月中旬以降かな。



2枚目の写真は、「大王」です。昔は駄菓子屋でくじを引いて当てるものでしたが、最近はこの時期スーパーなどで“箱で売っている”ようになりました。
この写真のような白餡を型抜きしたようなお菓子のバージョンと、通称“いも”と呼ばれている餡ドーナツバージョンとがあります。くじには「子」「親」「大王」のいずれかが書いてあって、「大王」がでれば、大きなお菓子がもらえます。多少日持ちのするお菓子なので、お正月中は楽しめますよ。新年の運試しにいかがでしょうか?
新年もよい年でありますように。

古代史を思う

先月、八戸地区鵬桜会50周年の記念の会に参加してきました。
祝賀会に先立ち、大河ドラマ「炎立つ」などで有名な岩手県出身の小説家・高橋克彦氏による「和の心」と題しての記念講演がありました。
東北の歴史は中央の歴史から外れたものとみられがちですが、実は東北人の心こそが和の心、との論証で、氏の話は説得力があ
りました。それに影響されて、今回は歴史の話です。
氏の話には出てきませんでしたが、青森県は縄文遺跡の宝庫です。
宣伝下手ではありますが、世界遺産をめざしています。



1枚目の写真は、三内丸山遺跡のメインとなる、大型掘立柱建物跡と大型竪穴住居跡です。
どちらも“見てきたような”復元です。この竪穴住居の屋根は「芝棟」になっています。
これは、「工事を請け負ったのが南部の業者だったからだ」と聞いたことがあります。なにぶん、後人の人為的なものを感じる現状ではありますが、200年以上前にこの地を訪れた紀行家・菅江真澄も土器のかけらが沢山出てくる場所であることを書いていて、もっと自慢していい場所ではないか、と思います。



2枚目の写真は、JR五能線木造駅です。
唐突、と思われるかもしれませんが、建物に遮光器土偶があしらわれています。この遮光器土偶はつがる市の亀ヶ岡遺跡で出土、現在本物は重要文化財で東京国立博物館にあるそうです。このほか、県内出土の有名土偶では、三内丸山は板状土偶、八戸の風張遺跡は合掌土偶(これは国宝!)があります。
 

弘前城菊と紅葉まつり

弘前だけに限ったことではないのかもしれませんが、今年は弘前市はいたるところ紅葉がとてもきれいです。
もちろん、弘前城の紅葉もとてもきれいです。弘前城を会場としている祭りは、春の桜祭りが全国的に有名ではありますが、長年行われているものとしては、秋の「菊と紅葉祭り」(以前は、紅葉と菊人形祭り、だったような気がしますが)、冬の「雪灯篭祭り」があります。今回はその「弘前城菊と紅葉まつり」の話題です。



1枚目の写真は、東門から入ってすぐの所の紅葉です。秋の日差しが紅葉を鮮やかに照らしていて、お客さんたちも一堂に写真を撮っていました。まさに錦秋です。このブログのために久方ぶりに秋の公園を歩いてみましたが、秋もいいなと惚れなおしました。



2枚目の写真は、前の写真の左方向、植物園の入り口です。こちらは菊が沢山展示されています。昔は菊人形の展示は四の丸(護国神社の前、演芸場の方)で行われていたような気がしましたが、最近は植物園内が祭りのメイン会場で、菊人形の展示もここで行われているようです。今年の菊人形テーマは「軍師 官兵衛」です。
菊造りは、いろいろな仕立て方があるようで、熱心な愛好家がいますよね。そういった愛好家の歴史もあって続いている、弘前らしい祭りだと思います。

レンガの建物

弘前市は古都・城下町であることを売りにしていますが、その中にあって、レンガ造の建物はとても良いアク
セントになっているように思います。レンガ造の建物は古さを感じさせる反面、西洋化の象徴でもあり、レトロ
・モダンな感じがします。弘前の気風とも通じる、といったら言い過ぎでしょうか?今回は、レンガ・フェチな
ものを集めてみました。



1枚目の写真は、弘前大学文京キャンパスの隣にある弘前銘醸煉瓦倉庫です。大正7年建築だそうです。以前
は「遊天」(棟方志功の版画ラベル!)という日本酒の酒蔵でしたが今は冷凍庫や製氷所として使われているよ
うです。



2枚目の写真は、弘前中央病院の向かいにある吉井酒造煉瓦倉庫です。大正4年頃の建築。奈良美智さんの犬
がみえますが、美術展の展示場などとして使われています。元は福島酒造の福島藤助さんが建てたようで、この
福島さんという方は他にレンガ造の発電所や変電所まで作っています(いずれも現在吉井酒造名)。


今までのが酒造系とすれば、これは軍関連のレンガ建造物です。3枚目の写真は弘前愛成会病院の病棟の一つ
です。この建物は以前は騎兵第八連隊覆馬場(おおいばば、明治30年築)だったそうです。また、コープあお
もり松原店の建物も同様の経緯があるようです。
他にも旧弘前偕行社(現弘前女子厚生学院)の塀や土台もレンガ造です。

このほかにも、以前に紹介した日本聖公会弘前昇天協会教会堂(大正9年築)もレンガ造ですね。


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