宵夜(御山参詣)

他の地方の事情を私はよく知りませんが、弘前近辺では「宵宮」(よみや、と呼んでいますが)が盛んです。
「地域の神社毎に1年の始まりの日が決まっていて、その1年の切り替わりのお祭りが宵宮だ」と、医進課程の
時に郷土誌家の小舘先生から習った記憶があります。皆さんはどこかの宵宮をのぞいてみたことがありましたで
しょうか。大円寺の宵宮とか、山観の宵宮あたりが有名どころでしょうか。



ちょっとぶれた写真で申し訳ありませんが、1枚目の写真は、岩木山神社の御山参詣の様子です。御山参詣は
岩木山神社の宵宮で、今年は8月24日が宵山です。真っ暗な新月の夜に岩木山に登り翌朝のご来光を拝む、生
まれ変わりの儀式です。でも、神事とは関係なく、夜店の風情って、いいですよね。


2枚目の写真は、岩木山神社の少し手前の様子です。
道路の向こうに見える石垣やその上の赤い提灯の向こう側が神社の境内です。今この場所は水量の少ない川が流
れていて橋がかかっていますが、かつては両側に立派な民家が立ち並び、御山参詣の時にはNHKが取材場所とする
ような旧家がありました。そこを、昭和50年8月6日に土石流が襲いました。
今年は広島市での土石流災害に限らず、水害の多い年で、被害にあわれた方々には心からお見舞い申し上げま
す。今日の参拝の際、昔と今の災害のことを思い、こういった災害がないようお祈りしました。

見学実習

見学実習と呼んでいたかどうかはさだかではありませんが、今回のお題は、ふと思い出した公衆衛生学の授業であった見学の思い出です。皆さんが学生だった頃にはありましたでしょうか。また、どこを訪れたでしょうか。大学の授業でバスに乗って出かけたのはこの時ばかりだったような気がしますし、行った場所も印象的でした。



1枚目の写真は、市内吉野町にある旧・弘前保健所です。公衆衛生行政の起点です。ここが見学先に入っていたかどうかは忘れましたが、見学先は複数個所だったのでたぶん入っていたでしょう。弘前中央病院(旧・小野病院)の裏手です。弘前保健所は長らくこの場所だったので今でも保健所というとこの場所をイメージしてしまいますが、建物の老朽化が著しいということで、平成24年4月1日を持って弘前市西城北1丁目に移転して、現在ここは空き家です。



2枚目の写真は、田舎館食肉衛生検査所です。JR川部駅近くの田舎館工業団地の中にあります。当時、バスで連れて行かれる道中はあまり行先を意識していなかったので、多数ぶら下がっているお肉の姿を見た時はとても衝撃的だった印象があります。臼谷三郎教授の説明も説得力があり、“見せたいものを見せてくれているんだなあ”と(勝手に)思いました。今回はその時以来でその場所を訪れてみました。

文学の香り(かまり)

仕事で旧中里町まで行ったついでに、旧金木町の芦野公園に立ち寄ってきました。
6月、金木、といえば郷土が誇る小説家太宰治でしょう。
太宰治は旧金木町の出身で、誕生日と玉川上水から遺体があがった日が同じ6月19日で、その日は桜桃忌と呼ばれています。芦野公園には太宰治の文学碑があります。



1枚目の写真が、その文学碑です。解説文によれば、この碑の設計制作は画家の阿部合成(浪岡の出身)で、碑に刻まれた「撰ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」という文は太宰のものではなく、フランスの詩人ヴェルレーヌの詩の中の一節を堀口大学が訳したものだそうです。
太宰の処女創作集にも引用されていて、太宰の文学精神を表現するのにふさわしい、として選ばれたそうです。
この碑文は、我々医者の気持ちを表すのにもすごくふさわしいと、常々思うのですが、皆さんはどう思われますか?
2枚目の写真は碑のそばにある太宰の銅像です。



「雪国」の作者はだれか?と問われて「川端康成」ではなく「吉幾三」と答えられるのは立派な津軽人です。
吉幾三は金木町の出身です。
3枚目の写真は、銅像の隣にある吉幾三の歌碑です。
碑文は「雪国」ではなく「津軽平野」の歌詞です。
さらにこの隣には、「津軽三味線之碑」というのがあって、この碑の碑文と書は「藤本義一」によるものです。
この辺まで来るとノリが津軽衆(もつけ)ですね。
ぜひ皆さんもお立ち寄りください。

津軽の音

先月の新入生歓迎会に引き続き、今月は総会・懇親会と兼ねて編入学生の歓迎会が行われました。
今年は歓迎会を盛り上げる企画として、弘前大学津軽三味線サークルのみなさんによる津軽三味線の演奏がありました。



津軽三味線の生演奏って、聞いたことがありますか?
最近は、市内には津軽三味線の生演奏の聞ける居酒屋もありますし、ホテルでも夕方に生演奏の時間をもうけているところもあります。
昔に比べて聞けるチャンスは増えたように思います。地元の演奏家のみならず、CDなら「吉田兄弟」とか「上妻宏光」といった音源もありますよね。



2枚目の写真は、通勤途中に見かけて気になっている津軽塗屋さんのウインドウです。
津軽塗の、祭り用の笛です。なかなかきれいでしょ。
市内ではネプタの小屋掛けが始まりつつあります。
笛や太鼓の練習が始まるのももうすぐでしょう。「良い季節だなあ」と思う、津軽の初夏です。

平成26年度 弘前さくらまつりについて

活動報告とは少し離れる話題ですが、今年の「弘前さくらまつり」は特別です。

弘前観光コンベンション協会のホームページによりますと、
「内濠の水面に映る天守と桜とは、平成26年の「弘前さくらまつり」でしばらくお別れです。
弘前市では、弘前城本丸東面の石垣修理工事に伴い、天守を約70m本丸の内側へと曳屋する工事を平成27年に実施します。
(中略)
内濠の水面に映る天守と桜、水面に浮かぶ花筏といった、下乗橋からのおなじみの光景は、平成26年のさくらまつりを最後にしばらく見ることができません。石垣修理工事には約10年間を要し、曳屋した天守を元の位置に戻すまでにも5年以上かかると見込まれています。」(下線加筆)とあります。
弘前観光コンベンション協会のホームページ



写真は4月22日に撮った下乗橋付近の写真ですが、このおなじみの光景が、下線の文章にあるように、10年位見られなくなるようです。ということで、今年を逃すことなく、今年はぜひ「弘前さくらまつり」おいでください。
ちなみに、今年の開花状況は祭り開催の4月23日に開花宣言が出ましたので、連休終盤には葉桜になっている可能性が高いです。

今後このブログでは“思い出そうブログ”で紹介したテーマ(祭りや風物など)の近況を、時々掲載していきたいと思います。

帰省の手みやげ

今月4日に、当会と学友会の共催で今年度の新入生歓迎会が行われました。歓迎会のパーティーでは、料理や
飲み物に加えて、当地の雰囲気を味わってもらえるようなお菓子も出しています。



当地らしいお菓子、で思いついたのですが、他県出身の先生方は実家への帰省の際に、どんな手みやげやお菓子を持って帰ったでしょうか。今回は、話のタネにもなるおすすめおみやげのご紹介です。



2枚目の写真は、青森市浅虫に本店のある永井久慈良餅店の「板かりんとう」です。もちろん「久慈良餅」もおいしいのですが、この「板かりんとう」は予想外に高級な味がします(値段もちょっと良い値段ですが)。
弘前市内では入手はむつかしいですが、新青森駅などで購入できます。ちなみに、浅虫には久慈良餅を作っているお店が4件あり、そのうちの1件は分子病態病理学講座(旧第一病理学講座)の永井一徳名誉教授のご実家のようです。
食べ比べてみるのも良いかもしれません。。


3枚目の写真は、地元大手ラグノオの「いのち」です。仙台の「萩の月」の、当地版といったお菓子で、「萩の月」と同じくらいに当地おみやげの大定番の地位を築いているといってよいでしょう。この「いのち」というネーミングは、皆さんご存知かもしれませんが、昭和61年のNHK大河ドラマにちなんだもので、(主人公は当大学出身ではないようですが)弘前が主たる舞台の医療ドラマです。wikipediaによれば、大河ドラマ史上最も新しい時代を取り上げた、なおかつ、歴史上の人物が登場しない唯一の大河なのだそうです。

コーヒータイム

大学の卒業式(学位記授与式)は3月20日に行われました。
当方の手抜きで、その中身については全学のHPを参照していただければ幸いですが、みなさんは学生生活、特に講義の思い出を振り返る時に懐かしく思い出すのは何でしょうか。弘前大学及び弘前大学大学院学位記授与式
思い出深い講義はそれぞれみなさんにおありでしょうが、その共通項として懐かしんでもらえるのはこれではないでしょうか。それは、講義を聴きながらすすっていた紙コップのコーヒーです。



1枚目の写真は、基礎研究棟と基礎講義棟の間にある玄関に置かれているコーヒーの自動販売機です。
私が学生の頃には、この辺にロッカールームがあって、そこに自販機があったように記憶しています。
先輩が寄贈したフィットネスマシンもありましたよね。
今では雰囲気はずいぶんと変わりましたが、自販機は健在です。
講義にコーヒーは必需品ですよね。



2枚目の写真は、大学病院前にある喫茶店です。
「ぺいじ1」と言う名前で、ずいぶん昔からある喫茶店ですが、みなさんは利用されたことはありますでしょうか。
実は私は利用したことがありませんが、長く続いたと言うことはきっとみなさんの中にも少なからずご贔屓さんがいることと思います。
これはうちの嫁さんから聞いた話なのですが、ここのお店には古くからの医学部の卒業アルバムが置いてあるとのこと。
本当でしょうか。(うちの嫁さんはここで何をしていたのでしょう?)
この喫茶店もいよいよ閉店となるようです(写真内、扉に張ってある張り紙を拡大したものが、左下です)。

市内の交通手段

今年の冬もようやく一番寒いところは通り過ぎたかなと感じられるようになりました。
それでもまだまだ歩道には雪の山が残っていて、歩くのには苦労します。そういったこともあってか、冬はバスやタクシーに乗る機会が多いように思います(いや、飲み会が多いからかな・・・)。
と言う訳で今回は市内の乗り物についてです。


1枚目の写真は、大学病院前バス停を通過する弘南バスです。シャッターの加減で行き先表示が不鮮明ですが藤代行きです。
私にとっては子供の頃からのなじみのバスですが、昔から「肌色って・・・」と思っていましたが、県外の方はどう思われましたか?
 自家用車の普及のせいか、バスの立場は右肩下がりのようですが、大学病院前を通るバスは利便性を上げよう
と努力しているようで、市内巡回の100円バスは病院構内に入って病院正面玄関で乗り降りできます。



2枚目の写真は、大学病院玄関前で客待ちをしているタクシーです。日曜日なので、こんな感じです。
バスの置かれている状況も大変ですが、市内のタクシーも随分と変遷があったように思います。
20年位前までは、医学部御用達のタクシーは「協同タクシー」だったように記憶しますが、今はそれが無くなり「北星タクシー」ですかね。
昔、大手は「三ツ矢タクシー」でしたが、これも今は北星でしょうか。
入局したての頃、県外出身の指導医の先生が、「弘前に来て驚いたのは、○○タクシーの運転手のがらの悪さだ」と、ことあるごとに言っていましたが、皆さんのタクシーにまつわる思い出や印象はいかがでしょうか。
今は良くなりましたかね。

市内の公立病院

明けましておめでとうございます、と言うにも大分日にちが経ってしまいましたが、新年1回目の更新です。
今年は昨シーズンに雪が少ないかと思っていましたが、新年に入ってからは雪の日が多く、真っ白な写真が多くなり恐縮です。題材探しにも少し苦労しますが、今回のテーマは「市内の公立病院」です。
皆さんも、ちょっとした実習先や見学先として、あるいは卒業してからの勤め先として訪れたことがあるのではないでしょうか。



1枚目の写真は、大学の文京キャンパスの近くにある国立病院機構弘前病院です。
写真の奥の方に見えるのが最近建て替えられた新しい病棟です。
私の思い出の中では・・、浪人時代に受験のための健康診断書を、友人のコネで、ここで書いてもらいました。
浪人生にとって高校の成績証明と診断書は、度胸が要りますよね。今私が医者をしていられるのも心の広いその先生のおかげです。


2枚目の写真は、市内大町にある弘前市立病院です。
何度か建て増しがされて今の外観になったような気がしますが、弘前市役所のようなコンクリート打ちっぱなしの建物は、市役所と同じく前川國男氏の事務所の設計によるものです。
私は学生の頃、ここで虫垂炎の手術を受け貴重な1週間の入院生活をしました。今のことはわかりませんが当時は外来患者さんも下足をおばちゃんに預けるようになっていて、まさか入院すると思っていなかった私は、行ったその日に手術を受けてそのままベッド上の人に。
1週間後ようやく下足をとりに行った際おばちゃんに、「何してたの!!」とすごまれました。
今となってはよい思いでです。
まだ今しばらくは寒い日が続きそうですが、体に気をつけて、今年もよろしくお願いします。

帰省

平成25年も残すところあとわずかとなりました。今年は皆さんにとってどんな1年だったでしょうか。
この時期は振り返りの時期でもありますが、学生の頃のこの時期は(特に県外出身者にとっては)帰省の時期でもあったのではないでしょうか。
県外出身の皆さんは帰省の際どんな交通手段を利用されていたでしょうか。



1枚目の写真は、弘南バスバスターミナルの長距離バス乗り場で、写っているバスは盛岡行きのヨーデル号です。
品川行きのノクターン号を利用された方もあるかもしれません。
盛岡行きのヨーデル号は、東北新幹線がまだ盛岡止まりだった頃に良く利用されたのではないかと思いますが、新幹線が新青森まで来るようになり、だいぶん運航便数も減ったようです。



2枚目の写真は、奥羽線まわりで青森−上野間を走っている寝台特急「あけぼの」です。
飛行機や新幹線(あるいは自動車)が利用しやすくなるまでは、良く利用されたのではないでしょうか。
皆さんにとっても少なからず思い出が詰まっている列車ではないでしょうか。
しかし残念ながらこの列車も、平成26年3月のダイヤ改正で廃止になる予定のようです。
乗るなら「今でしょ!」


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