冬の茶菓子

今冬は暖冬少雪との予想もあったような気がしましたが、早々の荒天積雪で景色は真っ白です。
今冬も先が思いやられますが、お手柔らかにお願いしたいものです。
お天気がこうなってしまっては外の景色は絵になりませんので、今回は食べ物ネタです。
茶菓子、と題をつけましたが、高級なものではなく、おやつの時間の御茶うけです。それも、昔を思い出すようなものを探してみました。



1枚目の写真は、土産物屋さんで見つけた、干し餅をバターで揚げたものです。
最近はこのような形で売られているものもありますが、以前は新聞紙や電話帳の紙に一つ一つ包まれたものがビニール紐に連なった、手作り感満載のものが主流でした。
バターで揚げるのは各自の好みで、私はどちらかといえば、そのままの素朴な味のほうが好きだなあ。
津軽の冬は「炬燵でミカン」ならぬ、「炬燵で干し餅」でしょうか。本格的なシーズンは寒の過ぎた2月中旬以降かな。



2枚目の写真は、「大王」です。昔は駄菓子屋でくじを引いて当てるものでしたが、最近はこの時期スーパーなどで“箱で売っている”ようになりました。
この写真のような白餡を型抜きしたようなお菓子のバージョンと、通称“いも”と呼ばれている餡ドーナツバージョンとがあります。くじには「子」「親」「大王」のいずれかが書いてあって、「大王」がでれば、大きなお菓子がもらえます。多少日持ちのするお菓子なので、お正月中は楽しめますよ。新年の運試しにいかがでしょうか?
新年もよい年でありますように。

古代史を思う

先月、八戸地区鵬桜会50周年の記念の会に参加してきました。
祝賀会に先立ち、大河ドラマ「炎立つ」などで有名な岩手県出身の小説家・高橋克彦氏による「和の心」と題しての記念講演がありました。
東北の歴史は中央の歴史から外れたものとみられがちですが、実は東北人の心こそが和の心、との論証で、氏の話は説得力があ
りました。それに影響されて、今回は歴史の話です。
氏の話には出てきませんでしたが、青森県は縄文遺跡の宝庫です。
宣伝下手ではありますが、世界遺産をめざしています。



1枚目の写真は、三内丸山遺跡のメインとなる、大型掘立柱建物跡と大型竪穴住居跡です。
どちらも“見てきたような”復元です。この竪穴住居の屋根は「芝棟」になっています。
これは、「工事を請け負ったのが南部の業者だったからだ」と聞いたことがあります。なにぶん、後人の人為的なものを感じる現状ではありますが、200年以上前にこの地を訪れた紀行家・菅江真澄も土器のかけらが沢山出てくる場所であることを書いていて、もっと自慢していい場所ではないか、と思います。



2枚目の写真は、JR五能線木造駅です。
唐突、と思われるかもしれませんが、建物に遮光器土偶があしらわれています。この遮光器土偶はつがる市の亀ヶ岡遺跡で出土、現在本物は重要文化財で東京国立博物館にあるそうです。このほか、県内出土の有名土偶では、三内丸山は板状土偶、八戸の風張遺跡は合掌土偶(これは国宝!)があります。
 

弘前城菊と紅葉まつり

弘前だけに限ったことではないのかもしれませんが、今年は弘前市はいたるところ紅葉がとてもきれいです。
もちろん、弘前城の紅葉もとてもきれいです。弘前城を会場としている祭りは、春の桜祭りが全国的に有名ではありますが、長年行われているものとしては、秋の「菊と紅葉祭り」(以前は、紅葉と菊人形祭り、だったような気がしますが)、冬の「雪灯篭祭り」があります。今回はその「弘前城菊と紅葉まつり」の話題です。



1枚目の写真は、東門から入ってすぐの所の紅葉です。秋の日差しが紅葉を鮮やかに照らしていて、お客さんたちも一堂に写真を撮っていました。まさに錦秋です。このブログのために久方ぶりに秋の公園を歩いてみましたが、秋もいいなと惚れなおしました。



2枚目の写真は、前の写真の左方向、植物園の入り口です。こちらは菊が沢山展示されています。昔は菊人形の展示は四の丸(護国神社の前、演芸場の方)で行われていたような気がしましたが、最近は植物園内が祭りのメイン会場で、菊人形の展示もここで行われているようです。今年の菊人形テーマは「軍師 官兵衛」です。
菊造りは、いろいろな仕立て方があるようで、熱心な愛好家がいますよね。そういった愛好家の歴史もあって続いている、弘前らしい祭りだと思います。

レンガの建物

弘前市は古都・城下町であることを売りにしていますが、その中にあって、レンガ造の建物はとても良いアク
セントになっているように思います。レンガ造の建物は古さを感じさせる反面、西洋化の象徴でもあり、レトロ
・モダンな感じがします。弘前の気風とも通じる、といったら言い過ぎでしょうか?今回は、レンガ・フェチな
ものを集めてみました。



1枚目の写真は、弘前大学文京キャンパスの隣にある弘前銘醸煉瓦倉庫です。大正7年建築だそうです。以前
は「遊天」(棟方志功の版画ラベル!)という日本酒の酒蔵でしたが今は冷凍庫や製氷所として使われているよ
うです。



2枚目の写真は、弘前中央病院の向かいにある吉井酒造煉瓦倉庫です。大正4年頃の建築。奈良美智さんの犬
がみえますが、美術展の展示場などとして使われています。元は福島酒造の福島藤助さんが建てたようで、この
福島さんという方は他にレンガ造の発電所や変電所まで作っています(いずれも現在吉井酒造名)。


今までのが酒造系とすれば、これは軍関連のレンガ建造物です。3枚目の写真は弘前愛成会病院の病棟の一つ
です。この建物は以前は騎兵第八連隊覆馬場(おおいばば、明治30年築)だったそうです。また、コープあお
もり松原店の建物も同様の経緯があるようです。
他にも旧弘前偕行社(現弘前女子厚生学院)の塀や土台もレンガ造です。

このほかにも、以前に紹介した日本聖公会弘前昇天協会教会堂(大正9年築)もレンガ造ですね。

宵夜(御山参詣)

他の地方の事情を私はよく知りませんが、弘前近辺では「宵宮」(よみや、と呼んでいますが)が盛んです。
「地域の神社毎に1年の始まりの日が決まっていて、その1年の切り替わりのお祭りが宵宮だ」と、医進課程の
時に郷土誌家の小舘先生から習った記憶があります。皆さんはどこかの宵宮をのぞいてみたことがありましたで
しょうか。大円寺の宵宮とか、山観の宵宮あたりが有名どころでしょうか。



ちょっとぶれた写真で申し訳ありませんが、1枚目の写真は、岩木山神社の御山参詣の様子です。御山参詣は
岩木山神社の宵宮で、今年は8月24日が宵山です。真っ暗な新月の夜に岩木山に登り翌朝のご来光を拝む、生
まれ変わりの儀式です。でも、神事とは関係なく、夜店の風情って、いいですよね。


2枚目の写真は、岩木山神社の少し手前の様子です。
道路の向こうに見える石垣やその上の赤い提灯の向こう側が神社の境内です。今この場所は水量の少ない川が流
れていて橋がかかっていますが、かつては両側に立派な民家が立ち並び、御山参詣の時にはNHKが取材場所とする
ような旧家がありました。そこを、昭和50年8月6日に土石流が襲いました。
今年は広島市での土石流災害に限らず、水害の多い年で、被害にあわれた方々には心からお見舞い申し上げま
す。今日の参拝の際、昔と今の災害のことを思い、こういった災害がないようお祈りしました。

見学実習

見学実習と呼んでいたかどうかはさだかではありませんが、今回のお題は、ふと思い出した公衆衛生学の授業であった見学の思い出です。皆さんが学生だった頃にはありましたでしょうか。また、どこを訪れたでしょうか。大学の授業でバスに乗って出かけたのはこの時ばかりだったような気がしますし、行った場所も印象的でした。



1枚目の写真は、市内吉野町にある旧・弘前保健所です。公衆衛生行政の起点です。ここが見学先に入っていたかどうかは忘れましたが、見学先は複数個所だったのでたぶん入っていたでしょう。弘前中央病院(旧・小野病院)の裏手です。弘前保健所は長らくこの場所だったので今でも保健所というとこの場所をイメージしてしまいますが、建物の老朽化が著しいということで、平成24年4月1日を持って弘前市西城北1丁目に移転して、現在ここは空き家です。



2枚目の写真は、田舎館食肉衛生検査所です。JR川部駅近くの田舎館工業団地の中にあります。当時、バスで連れて行かれる道中はあまり行先を意識していなかったので、多数ぶら下がっているお肉の姿を見た時はとても衝撃的だった印象があります。臼谷三郎教授の説明も説得力があり、“見せたいものを見せてくれているんだなあ”と(勝手に)思いました。今回はその時以来でその場所を訪れてみました。

文学の香り(かまり)

仕事で旧中里町まで行ったついでに、旧金木町の芦野公園に立ち寄ってきました。
6月、金木、といえば郷土が誇る小説家太宰治でしょう。
太宰治は旧金木町の出身で、誕生日と玉川上水から遺体があがった日が同じ6月19日で、その日は桜桃忌と呼ばれています。芦野公園には太宰治の文学碑があります。



1枚目の写真が、その文学碑です。解説文によれば、この碑の設計制作は画家の阿部合成(浪岡の出身)で、碑に刻まれた「撰ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」という文は太宰のものではなく、フランスの詩人ヴェルレーヌの詩の中の一節を堀口大学が訳したものだそうです。
太宰の処女創作集にも引用されていて、太宰の文学精神を表現するのにふさわしい、として選ばれたそうです。
この碑文は、我々医者の気持ちを表すのにもすごくふさわしいと、常々思うのですが、皆さんはどう思われますか?
2枚目の写真は碑のそばにある太宰の銅像です。



「雪国」の作者はだれか?と問われて「川端康成」ではなく「吉幾三」と答えられるのは立派な津軽人です。
吉幾三は金木町の出身です。
3枚目の写真は、銅像の隣にある吉幾三の歌碑です。
碑文は「雪国」ではなく「津軽平野」の歌詞です。
さらにこの隣には、「津軽三味線之碑」というのがあって、この碑の碑文と書は「藤本義一」によるものです。
この辺まで来るとノリが津軽衆(もつけ)ですね。
ぜひ皆さんもお立ち寄りください。

津軽の音

先月の新入生歓迎会に引き続き、今月は総会・懇親会と兼ねて編入学生の歓迎会が行われました。
今年は歓迎会を盛り上げる企画として、弘前大学津軽三味線サークルのみなさんによる津軽三味線の演奏がありました。



津軽三味線の生演奏って、聞いたことがありますか?
最近は、市内には津軽三味線の生演奏の聞ける居酒屋もありますし、ホテルでも夕方に生演奏の時間をもうけているところもあります。
昔に比べて聞けるチャンスは増えたように思います。地元の演奏家のみならず、CDなら「吉田兄弟」とか「上妻宏光」といった音源もありますよね。



2枚目の写真は、通勤途中に見かけて気になっている津軽塗屋さんのウインドウです。
津軽塗の、祭り用の笛です。なかなかきれいでしょ。
市内ではネプタの小屋掛けが始まりつつあります。
笛や太鼓の練習が始まるのももうすぐでしょう。「良い季節だなあ」と思う、津軽の初夏です。

平成26年度 弘前さくらまつりについて

活動報告とは少し離れる話題ですが、今年の「弘前さくらまつり」は特別です。

弘前観光コンベンション協会のホームページによりますと、
「内濠の水面に映る天守と桜とは、平成26年の「弘前さくらまつり」でしばらくお別れです。
弘前市では、弘前城本丸東面の石垣修理工事に伴い、天守を約70m本丸の内側へと曳屋する工事を平成27年に実施します。
(中略)
内濠の水面に映る天守と桜、水面に浮かぶ花筏といった、下乗橋からのおなじみの光景は、平成26年のさくらまつりを最後にしばらく見ることができません。石垣修理工事には約10年間を要し、曳屋した天守を元の位置に戻すまでにも5年以上かかると見込まれています。」(下線加筆)とあります。
弘前観光コンベンション協会のホームページ



写真は4月22日に撮った下乗橋付近の写真ですが、このおなじみの光景が、下線の文章にあるように、10年位見られなくなるようです。ということで、今年を逃すことなく、今年はぜひ「弘前さくらまつり」おいでください。
ちなみに、今年の開花状況は祭り開催の4月23日に開花宣言が出ましたので、連休終盤には葉桜になっている可能性が高いです。

今後このブログでは“思い出そうブログ”で紹介したテーマ(祭りや風物など)の近況を、時々掲載していきたいと思います。

帰省の手みやげ

今月4日に、当会と学友会の共催で今年度の新入生歓迎会が行われました。歓迎会のパーティーでは、料理や
飲み物に加えて、当地の雰囲気を味わってもらえるようなお菓子も出しています。



当地らしいお菓子、で思いついたのですが、他県出身の先生方は実家への帰省の際に、どんな手みやげやお菓子を持って帰ったでしょうか。今回は、話のタネにもなるおすすめおみやげのご紹介です。



2枚目の写真は、青森市浅虫に本店のある永井久慈良餅店の「板かりんとう」です。もちろん「久慈良餅」もおいしいのですが、この「板かりんとう」は予想外に高級な味がします(値段もちょっと良い値段ですが)。
弘前市内では入手はむつかしいですが、新青森駅などで購入できます。ちなみに、浅虫には久慈良餅を作っているお店が4件あり、そのうちの1件は分子病態病理学講座(旧第一病理学講座)の永井一徳名誉教授のご実家のようです。
食べ比べてみるのも良いかもしれません。。


3枚目の写真は、地元大手ラグノオの「いのち」です。仙台の「萩の月」の、当地版といったお菓子で、「萩の月」と同じくらいに当地おみやげの大定番の地位を築いているといってよいでしょう。この「いのち」というネーミングは、皆さんご存知かもしれませんが、昭和61年のNHK大河ドラマにちなんだもので、(主人公は当大学出身ではないようですが)弘前が主たる舞台の医療ドラマです。wikipediaによれば、大河ドラマ史上最も新しい時代を取り上げた、なおかつ、歴史上の人物が登場しない唯一の大河なのだそうです。


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